PLCのプログラムが大きくなるほど、改造や保全のたびに「同じような処理を何度も書く」「人によって書き方が違って読みにくい」「修正が別の箇所に波及する」といった問題が増えていきます。
当社は、IEC 61131-3に沿ったST言語を用いて、現場で再利用できる“ソフト部品(FB/FC)”を設計・実装し、保全性と品質を高める支援を行っています。
こんなお悩みはありませんか?
- 同じ処理(タイマ・監視・フィルタ・アラーム等)が各所に散らばり、修正が大変
- ラダーのコピペが多く、少しの変更でも全体確認が必要になる
- 仕様が口頭・属人化していて、引継ぎや外注が難しい
- 設備が増えるたびにプログラムが肥大化し、立上げが遅くなる
- “停止中に改造しても後で不具合が出る”リスクを下げたい
提供内容(ソフト部品化で実現できること)
- 標準化されたFB/FCの設計・実装
・入力/出力の定義、初期化、例外処理、診断情報などを含めて設計します。
・プロジェクト内で繰り返し使える「部品」として提供します。 - 既存ロジックの部品化(ラダー/ST混在でも対応)
・既存のラダーを“意味単位”で整理し、再利用可能なST部品に置き換えます。
・動作互換を優先しつつ、保全性を上げる整理を行います。 - テストしやすい構造に整備
・FB単体で確認しやすいよう、状態遷移・異常系・境界条件を設計段階で整理します。
・立上げ時の切り分けが早くなるよう、診断用の出力(状態コード等)も整備します。 - ドキュメントと運用ルール整備
・FB一覧、I/F仕様、命名規則、コメント方針、使い方例(サンプル呼び出し)をまとめます。
・保全担当者が追える「読める構造」を重視します。
部品化のメリット(現場で効くポイント)
- 仕様変更に強い:修正箇所が“部品の中”に集約され、影響範囲が読みやすい
- 品質が上がる:実績のあるFBを再利用するほど、バグが減り立上げが早い
- 引継ぎが楽:使い方が統一され、担当者が変わっても理解しやすい
- 拡張が速い:設備追加・派生機の横展開がやりやすい
ソフト部品(FB)例(必要に応じて拡張します)
- モータ/インバータ標準FB(運転・停止・インターロック・異常復帰)
- アナログ入力処理FB(スケーリング、移動平均、断線/上下限監視)
- 監視・アラームFB(遅延、抑止、ラッチ、履歴コード出力)
- シーケンス/ステップ制御FB(状態遷移、タイムアウト、手動介入)
- データ変換FB(文字列・ASCII・ワード/ビット操作、チェックサム等)
- ハンドシェイク通信FB(要求/応答、取りこぼし防止、監視タイマ)
※上記は一例です。お客様の運用・保全のやり方に合わせて最適化します。
進め方(標準ステップ)
- ヒアリング(設備の課題、保全体制、今後の増設計画)
- 既存プログラム・仕様確認(どこを部品化すると効果が大きいか選定)
- FB設計(I/F、異常系、初期化、診断出力)
- 実装(ST言語、IEC 61131-3に沿った構造化)
- テスト・現地適用(段階的に置換え、影響範囲を最小化)
- 納品(FB/FC、サンプル、仕様書、運用ルール)
よくある質問
Q. 既存がラダー中心でも効果がありますか?
A. はい。まずは繰り返し処理や監視処理など、置換え効果の高い部分から段階的に部品化できます。
Q. どのメーカーのPLCでも同じFBが使えますか?
A. IEC 61131-3準拠のSTで共通化できる部分は多いですが、メーカー固有機能(通信、特殊命令、ライブラリ等)は調整が必要です。方針を分けて設計します。
Q. 保全担当者がSTに慣れていないのですが?
A. 読みやすい命名・コメント・診断出力を含めて提供し、運用ルールもセットで整備します。必要ならラダー側に“呼び出し窓口”を作る設計も可能です。
ご相談・お問い合わせ
「どこを部品化すべきか分からない」「今後の改造を楽にしたい」など、まずは状況をお聞かせください。
ご相談の際は、次の情報があるとスムーズです。
- 使用PLCメーカー/シリーズ(可能ならCPU型式)
- 現状プログラム規模(概算でOK)
- 困りごと(改造頻度、停止時間、保全体制)
- 部品化したい対象(モータ、アナログ、アラーム、シーケンス等)
